【連載その1】4分で売り切れたプレミアム付き宿泊券を無視するな!
安倍政権の目玉政策である地方創生予算で、バカ売れした商品が生まれたようです。
自治体によるプレミアム付き宿泊券・旅行券の 販売が始まった。1万円分の宿泊券を5千円で購入できるなど高い還元率が特徴で、鳥取県の宿泊券は発売4分で完売するなど人気を集めている。差額の財源は 地方創生に関連した国からの交付金で、地域に旅行者を呼び込み消費を促す狙いだ。買い占めや転売などの恐れもあり、各自治体は対応に知恵を絞っている。(2015年4月16日付 日経新聞夕刊)
「地方創生でプレミアム付き商品券かよ」と思っていましたが、実際バカ売れしたのは事実。消費者にとって、お得な商品というのは人気なようです。鳥取のプレミアム付き宿泊券は、なんと4分で完売。これだけ人気の商品からは、何か学べるはず。そこで、自治体が発行するプレミアム付き宿泊券がなぜバカ売れしたのかについて、何回かに分けて考えてみたいかと思います。
まず、何と言ってもお得さが人気の理由でしょう。ただ、割引やポイント付与など、世間ではお得なセールはありふれているもの。値引きしてもさほど売れないという事例は、多々あります。では、なぜプレミアム付き宿泊券は4分で完売したのか?それは、
半額だったから
からではないでしょうか。10%割引でも同じようには売れなかったでしょう。1万円分の宿泊券を半額の5千円で販売したからこそ、4分で売り切れたのです。消費者にとっては、半額という悪魔の囁きとも言えましょうか。旅行の予定もなかったのに、つい買ってしまったという人も多かったと思います。
デパ地下の総菜販売でも、半額にすれば飛ぶように売れる事例はよく目にします。「半額」は、衝動買いを促すキーワードなのかもしれません。
☆今日のまとめ☆
地方創生のプレミアム付き宿泊券がバカ売れしたのは、半額で販売されたから。
半額は、衝動買いを誘発するキーワードかもしれない。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
子供を連れた買物は、本当に時間が掛かります。
その点、ネット通販は本当に手軽で助かりますね。
子育て中にネット通販デビューした人が、その後リピーターとなる例は多いのでしょうね。