コンシューマーXを考えると、ルクアイーレのテナント・売場が理解できる?
前回取り上げたコンシューマーXの消費ですが、この仲間との価値共創ニーズを考えれば、ルクアイーレがなぜこのような売場・テナントになったのかが理解できます。
例えば、食品を雑貨として売るのは、友人と一緒に訪れて「カワイイ」と共感したら、高くても売れるからです。だから、プチギフト需要にも対応できるように、カワイイパッケージのモノが多いのです。カルディが雑貨フロアのあるのも、コト消費として食品を買ってもらいたいからでしょう。友人と一緒にカルディで話を楽しみながら、菓子やコーヒーを購入する。こういうシーンが目に浮かびます。
蔦屋書店がカフェ・エステ・スパを併設したのも、仲間と一緒に訪れて楽しんでもらいたから。だから、従来型のジャンルごとではなく、目的別に商品が並べられ、一方で目当てのベストセラーを見つけにくい売場になっています。欲しい商品がある人は、アマゾンで買えばいいという、一種の割り切りとも言えますね。蔦屋書店は、書店というよりも、まるでサロンのような空間なのです。(まだ訪れたことがありませんが)
スタバが複数がるのも、ルクアイーレの特徴でしょうか。従来のルクアと合わせると、確か4店舗も存在します。スタバは単なるコーヒーブランドではなく、仲間と楽しめる空間を提供してくれるブランドなのかもしれません。
コンシューマーXをターゲットにするには、単にモノを並べるのではなく、仲間と価値を共有できる空間が必要なのです。ただし、飽きも早いので、注意が必要。
☆今日のまとめ☆
ルクアイーレが、食品を雑貨フロアで売ったり、サロンのような蔦屋書店を入れたり、複数のスタバを導入するのは、仲間との価値の共有を通じないと、モノが売れないと考えているからではないか。
コンシューマーXは、モノ自体ではなく、仲間との価値の共創に力を注ぐ。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
まだまだ野菜は高い。
毎朝、ルクエで野菜の煮付けを作っているのですが、今は小松菜。
先日、安く仕入れることができました。