阪急うめだ本店にオープンした和saiの国が教えてくれる、売れる総菜の条件とは?
阪急うめだ本店にお弁当・総菜店の和saiの国がオープンしました。この和saiの国は、エキマルシェ大阪にもある店舗で、エキマルシェの総菜ゾーンの中では一番流行っているお店です。そのお店が同じ梅田の阪急うめだ本店に出店したということは、阪急の集客力が魅力的に思えたのか、それとも阪急側がデパ地下をテコ入れするために人気店の和saiの国を誘致したのかのいずれかでしょう。阪急うめだ本店が当初の売上目標に届いていない現状を考えると、後者の可能性の方が高いと思います。
その阪急の和saiの国ですが、阪急でもかなり流行っています。閉店間際になると、このお店も値引き販売をするのですが、100円ほどしか値引きしないにもかかわらず、来店客でごった返すほど。それだけ人気の弁当・総菜店なのですが、その人気の秘密を、私なりに考えてみました。
【和saiの国が人気な理由】
[1] 見た目がオシャレ
[2] 和食・ヘルシー
[3] 豊富な品揃え
[4] レンジでチンするだけで食べられる便利さ
1について、お弁当が、ハリウッド映画やアメリカドラマに出てくるようなボックスに入っており、これがかなりオシャレに見えます。ランチ時には、女性会社員で賑わっていると思われます。他の弁当・総菜店で、同様のボックスを利用しているお店はありません。これが最大の差別化要素であり、言ってみれば、弁当・総菜ではなくBENTO/SOZAIなのです。これだけの人気の一番の要因は、この見た目にあるのではないでしょうか。
2について、販売される商品の共通点は、和食・ヘルシー。ヘルシーだから、和食が受けているとも言えます。女性のヘルシー志向は相当強いのです。
3について、品揃えの豊富さも特徴的であり、そのために毎日買いに来ても、飽きることはそうないでしょう。豊富な品揃えが選ぶ楽しさにつながり、来店機会が増える効果を発揮しているのです。
4について、メイン商品は、先述のボックスに入ったお弁当。このお弁当は、温めればそのまま食べることができます。この手軽さは、RF1などの総菜にはない大きな利点。仕事で疲れた女性が求める商品なのです。
この特徴を、売れる総菜の条件とすれば、
見た目の良さ
ヘルシーさ
選ぶ楽しさ
簡便性の高さ
となるでしょうか。特に見た目の良さは、セブン-イレブンも力を入れるほど、今後重要なファクターになるように思えます。美味しさ・品質ではそう大差を出せないからこそ、見た目は重要になるのでしょう。
☆今日のまとめ☆
和saiの国人気からわかる売れる総菜の条件は、「見た目の良さ」「ヘルシーさ」「選ぶ楽しさ」「簡便性の高さ」ではないか。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
本当に女性客の多いお店で、男性の私が物色するのも気が引けるほど。
美味しそうですが、量が少なそうなのが私にはネックかも。