阪神の屋上ビアガーデンが18時頃にほぼ満員の理由とは？

先日、阪神百貨店の屋上ビアガーデンに行きました。先日記事でも書いた楽天証券のセミナー帰りです。その日は、ちょうど阪神タイガースが甲子園でナイター試合を行っており、屋上ビアガーデンでは中継が見れるという大きな特典がありました。これが引き金になりました。

甲子園でのナイターが中継されるというので、満席ではないかと思い、念のため行く前に電話で確認しました。それが18時頃。確認すると、少し開いているとのことでした。17時オープンのビアガーデンなので、すごい勢いでお客さんが来店していることがわかります。

それもそのはず、このビアガーデンは、

時間無制限の飲み放題・食べ放題

なのです。だから、できるだけ早くお店に入った方が、お得になります。さらに、タイガースの中継まで見られることを考えると、18時頃に満席でもおかしくありません。（その時は知りませんでしたが、梅田の他ビアガーデンでも「時間無制限」のお店がたくさんあります。）

今回のビアガーデンで体験したことをまとめると、次のようになります。

ビールと食事（飲み放題・食べ放題）

野球中継の観戦

みんなと応援

「飲み放題・食べ放題」がなければ、これはプロ野球観戦・その他スポーツ観戦とほぼ同じ。その場で試合が行われていないので、臨場感という点では劣りますが、自宅では味わえない「みんなと応援」という楽しみはあります。

となると、阪神百貨店での屋上ビアガーデンは、単に食事をする場所ではなく、

身近なレジャーを楽しむ場所

になります。

他のビアガーデンでは、野球中継がありませんが、その分友人達との楽しい一時が楽しめます。さらに、飲み放題・食べ放題のビアガーデンでは、店員さんが客席まで来ることがほとんどありません。だから、その

開放感

が、他の飲食店とは全くことなります。自分達でビールやその他飲み物、好みの食べ物を取りに行き、客席で楽しめます。それは、

バーベキュー

に近いものがあります。バーベキューとの違いは、

遠くの自然ではなく近くの都会で楽しめる

という点です。つまり、それは

近くの都会で楽しめるバーベキュー

であり、阪神の屋上ビアガーデンと同じく

身近なレジャー

になります。

バーベキューがどの程度人気なのか、詳しいデータはありませんが、人気が出ているのは確かなようです。

東武百貨店は7月3日、池袋店レストラン街スパイス16階で開催中の屋上ビアガーデンの利用者が6月26日に1万人を突破したと発表した。
6月末現在の売上高は前年比17.4％増と好調に推移しているという。（流通ニュースより）

節電の夏を迎えて、ホテル各社がビアガーデンを拡充する。ヒルトン東京（東京・新宿）が座席数を昨年の９倍に増やすほか、プリンスホテルは同社として初めて複数ホテルのビアガーデンを利用できる共通チケットを発売した。各社は節電意識の高まりで今年も需要が伸びるとみてサービスを拡充、会社員ら新規顧客の開拓につなげる。（2012年6月25日日経MJ）

その人気の裏には、節電というのもありますが、それなら屋外のビアガーデンではなく、屋内の飲食店でいいはず。ビアガーデンの人気は、

バーベキューやスポーツ観戦（阪神百貨店の場合）に代わる身近なレジャー

と捉えられているからではないでしょうか。ということは、その競合は他の飲食店というよりも、バーベキューやスポーツ観戦などのレジャーになります。これらの本格的（？）なレジャーよりもお金・時間が掛からないというのが、ビアガーデンの強み。ならば、節約時代の新しいレジャーとも捉えることができるでしょうか。

☆ 今日のまとめ☆

ビアガーデン人気は、開放的な空間で友人たちと楽しめる身近なレジャーと捉えられているからではないか。

バーベキューやスポーツ観戦などの本格的なレジャーよりも、お金や時間がかからない。

そう考えれば、節約時代の新しいレジャーと捉えることもできるだろう。

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☆ 今日のこぼれ話☆

7月14日にビアガーデンに行ったのですが、鳥谷のサヨナラヒットで勝ちました。

本当は、2対0で軽く勝つ予定だったのですが・・・