阪神・文具マーケットで見た、売れる商品の共通点
梅田の阪神百貨店(と言っても阪神百貨店で建物すべてが百貨店なのは梅田だけですが)では、バレンタイン催事(バレンタインスタジアム)の隣で、女性が好きそうな別の催事が行われていました。それが、京阪神ZAKKAマルシェと文具マーケットです。
ZAKKAマルシェは、最近注目されているクラフト作品(手作り商品)が多数販売されており、物珍しさに訪れる女性が多々いました。バレンタインスタジアムの来店者が、帰る際に寄るというシチュエーションを考えた催事のようで、クラフト作品というどちらかというと地味なカテゴリーながら、集客には成功しているように感じました。一番人気は、アクセサリー。日々使う必要(?)がある商品であり、替えがいくらあってもいいという感覚が働くのでしょうか。他のクラフト作品を寄せ付けず、アクセサリー売場が一番の集客でした。女性を集客するのに、アクセサリーはとても役立つのです。
次に文具マーケットですが、こちらは女性だけというよりも女性中心であり、家族もちらほら見かけました。この売場での一番人気は、
カスタマイズ商品
です。例えば、ペンへの文字入れ。パイロットが、エボルトへの文字入れサービスをしていたのですが、孫のために購入するシニア女性が購入していました。その他にも、
バンカクラフト(手作りキーホルダー)への名入れ
自分だけのノート作成
などがあり、自分の名前を入れたり、自分好みにカスタマイズできる商品は、比較的集客数が多かった印象です。単なるモノならば、量販店や100均で安く手に入ります。さらに、珍しいモノならば、東急ハンズなどで見つけることができます。いやいや、ネット通販を利用すれば、たいていのモノを買えるのです。このような環境の中で、価格に頼らず集客する方法として、カスタマイズは大変有効。文具マーケットで、再認識しました。
さらに、単にカスタマイズ商品を売るだけでなく、その工程を見せているのも特徴的でした。つまり、カスタマイズされる瞬間を、この目で見ることができるのです。このサービスは、ネット通販にはできないことであり、さすが百貨店。体験を売ることのお手本のようなものです。
文具マーケットを見れば、カスタマイズや体験(コト)へのニーズがいかに強いかがわかります。
☆今日のまとめ☆
ZAKKAマルシェの一番人気は、アクセサリー。
アクセサリーは女性を集客する力が強い。
文具マーケットを見れば、カスタマイズやコトへのニーズの強さがよくわかる。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
雑貨店は、何も買わずに気軽に入店できるので、集客がそのまま売上につながらない恐さがあります。
雑貨を売るのは、本当に難しいと思いますよ。
不要不急のものですし。
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