餃子の王将の餃子原材料国産化は、驚くことではなく逆にオーソドックス?

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餃子の王将が餃子の原材料を国産化しました。日経新聞朝刊の一面広告で知ったのですが、かなり思い切ったことをしましたね。餃子の王将と言えば、低価格がウリで、リーマン・ショック後はマスコミが取り上げた外食チェーン。まさか、餃子に使う小麦粉まで国産に切り替えるとは思いませんでした。(プレスリリースを見ると、麺の小麦粉も国産化したそうです。リンク先はPDF

 

餃子の王将」を運営する王将フードサービスは、店で提供するギョーザの原料を100%国産にした。 皿うどんを除く麺類の麺も切り替えた。これまでショウガと小麦粉は輸入品を使っていたが、やめた。年2億円程度の仕入れ費用の増加を見込むが、食に対する 消費者の安全意識の高まりに対応する。(2014年10月10日付 日経MJ)

 

しかし、とある上場企業の業績を見ると、王将の餃子国産化はそう驚くことではありません。その企業とは、リンガーハット。リンガーハットは、使用する野菜をすべて国産に切り替えました。そのせいでしょうか、既存店売上高は絶好調(PDFにリンク)。業績が好調であることは新聞記事から知っていましたが、正直ここまで既存店売上がいいとは思いませんでしたね。

 

野菜を国産に切り替えたことで業績が向上したと考えれば、王将の餃子国産化はそう驚くべきことではないのです。逆に、オーソドックスかもしれません。

 

TPPで農産物の自給率低下が危惧されましたが、リンガーハット・王将の事例を見る限り、杞憂になりそうです。今後、原材料の国産化が外食業界のブームになるかもしれません。

 

☆今日のまとめ☆

低価格がウリの餃子の王将が、餃子原材料の国産化に踏み切ったのは、意外感があるかもしれない。

しかし、野菜の国産化で業績を向上させたリンガーハットを見ると、オーソドックスな改革と言えないか。

 

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  • 今日のこぼれ話☆

リンガーハットは、神戸umieのフードコートにありますね。

あのフードコートは大きくて使い勝手がいいです。

 

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