KFC(ケンタッキーフライドチキン)の30%オフ企画、その目的・仕掛けとは?
先日、KFCの30%オフパックを購入しました。きっかけはテレビCM。テレビCMの威力は、まだまだ健在です。
以前にKFCのチキンを食べたのはいつでしょうか。5年ほど前に、六甲道のお店でコーヒーを飲んだことは覚えています。ただし、その時は飲料のみで、チキンは食べていません。いつ食べたのか思い出せないほどなので、かなり久しぶりなのは明らかです。
そして今回食べて、KFCの美味しさを再認識。また食べたいという気持ちにもなったほど。デパ地下やスーパーで売っているから揚げとは全く別物であり、KFCにしかできない商品なのは間違いないでしょう。
私と同じような利用者が多ければ、この企画の目的は次のようにまとめることができます。
【KFCの30%オフ企画の目的】
休眠顧客を取り戻し、リピートしてもらうこと
そして、この前提には、
商品の高い品質と大きな差別化
が必要です。ならば、このKFCの企画は、高い品質で差別化できた商品を持っている企業にも応用できるのではないでしょうか。
もちろん、30%オフという大幅値引きだったからこそ購入したのであり、同じ効果を狙うならば、大きな値引きをしなければなりません。ただし、その場合でも、単に値引きするのではなく、セット商品を値引きすることで、客単価を引き上げることができます。
【KFC30%オフ企画に隠された仕掛け】
[1]大幅値引きで客数増
[2]セット商品に適用することで客単価増
上記のように、KFCに30%オフ企画には、売上を増やす仕掛けがあることがわかります。
ただし、この企画が成功したかどうかは、9月の既存店売上高と四半期決算の営業利益を見るまで、わかりません。
☆今日のまとめ☆
KFC30%オフ企画は、休眠顧客を掘り起こし、再来店してもらうことが目的ではないか。
また、大幅値引きにより客数を増やすとともに、セット商品に適用することで客単価も引き上げ、結果売上の増加を狙ったものと言えるだろう。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
KFCのチキンの価格を改めて調べたのですが、高いですねぇ。
200円を優に超える価格なのです。
ただし、デパ地下の唐揚げもそれなりに高いので、大差ないかもしれません。